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2007年度 Vol.2 (2007年11月現在) 禁無断転載
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白金需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ白金相場-オムニコ-
 
白金需給のポイント Market analysis from supply and demand
 NY白金は8月の中旬以降、1200ドル(期近)付近から1500ドル辺りまでほぼ一本調子で上昇してきました。その後反落しましたが、1400ドル近辺では下げ止まるなど、下値の固さをみせています。その一方で、11月中に1500ドルの上値抵抗線を2度も突破できずに下落に転じています。このレンジをどちらに放れるかが、当面のポイントとなりそうです。
 
2007年は供給不足に
オムニコ 2006年の需給は若干の供給過多となった白金ですが、世界的な白金の調査機関であるJM(ジョンソン・マッセイ)社が発表したレポートによると、2007年は供給不足になる見通しです。世界の白金生産量の約80%を占める南アフリカでは、当初は前年を上回る白金の産出が計画されていました。しかしストライキや工場での事故などが原因で、産出量の大幅な下方修正を余儀なくされたのです。
  南アフリカの鉱山会社については、安全性の懸念はまだ残っています。操業トラブルはそのまま供給不安に発展し、白金価格の支援材料となるでしょう。
 
パラジウム代替が進む自動車触媒
オムニコ 自動車触媒について、ほとんどのガソリン車では値段の高い白金から比較的安いパラジウムへの移行が進んでいますが、ディーゼル車ではそれが難しいといわれてきました。しかし、販売される新車の半分以上がディーゼル車である西ヨーロッパでは、ディーゼル車においてもパラジウムへの転換が僅かずつながらも進んでいます。
  今後、白金の使用量を抑える技術が発達すれば、白金需要全体が大幅に減少し、白金価格が下押す可能性があります。
 
金よりも反発が早い
オムニコ 本来、金は白金の価格に大きな影響を及ぼすものです。ただ、今年後半の傾向をみると白金の上昇が少なからず金に先行している場面が見受けられます。下落した際に戻りが早いことも特徴の1つです。為替や世界経済に左右されやすい金に比べるとファンダメンタルズの影響が大きい白金は、金の下落時に追随安となっても、すぐにタイトな需給が意識されるためです。
  市場参加者の中で需給のタイトさが非常に強く意識されている以上、白金は今後の下落局面でも強さをみせると考えられます。
 
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過去の動きから学ぶ白金相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降の白金相場の特徴
2005年:投機資金の流入を背景に、上昇を開始
2006年:年前半は急伸するも、その後は投機資金の出入りに連れて乱高下を繰り返す
2007年:信用収縮による下げも一時的なもので、夏過ぎからはドル安を背景に急伸
 
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●PGM(Platinum Group Metals 白金族)
「PGM(白金族)」とは、その性質が似ている、プラチナ(白金)、オスミウム、イリジウム、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、の計6元素の総称である。これらの元素は密度や融点が非常に高く(プラチナの融点は1768℃以上)、酸やアルカリに冒されにくいことが特徴である。このような性質から、PGMは耐久性が問われる工業品や、高級宝飾品などに幅広く活用されている。
 
5000円突破の可否に注目
 東京白金は11月上旬から中旬にかけて反落しましたが、4800円近辺で下値の堅さをみせました。ただ、週足は上下に長いヒゲを伴っており、底堅さと同時に頭の重さを感じさせる相場つきとなっています。
  中長期的な上昇トレンドは保っているものの、まずは5000円付近に存在する上値抵抗線を突破できるかが問題となりそうです。突破すれば新たな上昇カーブを描くと考えられますが、上抜けなければ、しばらく4800〜5000円のレンジ相場を継続するでしょう。
 
下振れリスクは小さい
 NY白金は1400ドル台後半に上ヒゲ、前半に下ヒゲがみられ、典型的なレンジ相場の入り口に立ったといえそうです。8月下旬からほぼ一本調子で上昇してきただけに、しばらくは1400〜1500ドルで日柄をかけて調整する可能性が高いとみられます。
  日柄調整の後は、レンジから放れた方向に短期的なトレンドが発生するでしょう。ただし、上記レンジを下放れた場合でも、2006年5月や今年前半にサポートラインとなった1350ドル付近では買い支えられそうです。
 
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