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2007年度 Vol.1 (2007年5月現在) 禁無断転載
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最終的な投資は投資家ご自身でなさるようお願いいたします。
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白金需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ白金相場-オムニコ-
 
白金需給のポイント Market analysis from supply and demand
 2006年の年末から一本調子で上昇してきた東京白金。5月中旬時点での先限は5000円付近で推移していましたが、目先は達成感から売りが先行しそうです。とはいえ、JM(ジョンソン・マッセイ)社の需給報告によると、自動車触媒に代表される白金需要は今後も拡大する見通しで、実需が長期的に下値を支えていくことは間違いなさそうです。
 
2006年8年ぶりの供給過剰
オムニコ 2006年の白金供給量は全世界で前年比4.8トン増の211トン。これに対して需要は210.7トンと、わずか0.3トンながらも供給過剰となりました。
  白金供給の大部分を占める南アフリカ(以下、南アと表記)では、各鉱山会社が「供給拡大プロジェクト」と「生産の効率化」を同時に実行しています。発表された鉱山会社の生産計画通りにいけば、2007年の白金供給量は需要の拡大スピードを上回る見通しです。南アの供給力上昇が原因で、2007年も引き続き供給過剰となる可能性があり、それが価格上昇の足かせとなるかもしれません。
 
自動車需要が価格を底上げ
オムニコ 2006年の全世界における白金需要は前年比2.3トン増の210.7トン。一見すると微増といえる範囲内ですが、その内訳をみると、自動車触媒需要が前年比12.5トンも増え、宝飾品需要が11.2トン減り、その需要構造の変化がみてとれます。白金の価格は自動車触媒の需要拡大に下支えられ、上昇の一途を辿っています。
  ヨーロッパや北米における排ガス規制の強化により、自動車メーカーは高い価格にも関わらず白金を買わざるを得なくなりました。今後も規制のさらなる厳格化は続くとみられており、それは白金の価格を上昇させる大きな力となるでしょう。
 
ボラティリティは拡大傾向
オムニコ 白金市場への投資家の資金流入量は、増加するとみられます。2005年には1ヵ月の変動幅が50ドルほどであったのが、2006年に入ると100ドルを超えている月もみられ、ボラティリティが年々高くなっている様子がわかります。ボラティリティが高くなると、投資家にとっては、短期間で収益を上げやすくなります。
  また、2007年4月には、スイスやロンドンの証券取引所で白金ETF(上場投資信託)が上場されました。これにより、さらに投資家にとって選択肢が増えたといえるでしょう。
 
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過去の動きから学ぶ白金相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降の白金相場の特徴
2005年:投機資金の流入を背景に、上昇を開始
2006年:年前半は急伸するも、その後は投機資金の出入りに連れて乱高下を繰り返す
2007年:対ユーロでのドル安や白金ETFの上場などを追い風に、ほぼ一本調子で上昇
 
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●PGM(Platinum Group Metals 白金族)
「PGM(白金族)」とは、その性質が似ている、プラチナ(白金)、オスミウム、イリジウム、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、の計6元素の総称である。これらの元素は密度や融点が非常に高く(プラチナの融点は1768℃以上)、酸やアルカリに冒されにくいことが特徴である。このような性質から、PGMは耐久性が問われる工業品や、高級宝飾品などに幅広く活用されている。
 
押し目をつけて再上昇
 東京白金は3月上旬に一度下落したものの、年始から上昇し続けていました。しかし、4月末に5000円に到達した辺りから上値が重くなり、陰線が目立つようになりました。目先は押し目をつけて、再び上昇する流れになるでしょう。
  その場合の下値目処は、2月末に先限が頭を打った4700円台後半と考えられます。しかし、もしそれを下抜くことがあれば、さらに3月上旬の安値である4300円付近まで売られる可能性もあります。長期的な上昇傾向は変わっていないので、下値を買い拾う方針は維持したいところです。
 
上昇基調は変わらず
 2007年の年明けからほとんど一直線に上昇してきたNY白金ですが、5月上旬に期近が1300ドル台半ばで頭が重くなり、反落しました。4ヵ月にわたる上昇で上げ疲れているようですが、上昇トレンドは不変とみて良いでしょう。
  2月下旬の高値である期近1200ドル台半ばまで売られれば、すぐにも再上昇を始める可能性もあります。ただ、もし1200ドル台後半で揉み合うようなことになれば、2006年の7月から約2ヵ月間保ち合った時のように、長期に及ぶボックス相場となることもあり得ます。
 
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