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2006年度 Vol.2 (2006年11月現在) 禁無断転載
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白金需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ白金相場-オムニコ-
 
白金需給のポイント Market analysis from supply and demand
 10月は先限が4000円付近で揉み合った東京

白金

ですが、11月に入って海外で「白金ETF(上場投資信託)組成」の噂が流れると急騰。多少は乱高下しましたが、同月下旬の時点ではレンジを4300〜4400円付近に切り上げた格好となっています。また、11月14日にJM(ジョンソン・マッセイ)社が発表した白金の需給報告は、長期的な強気見通しを裏づける内容となりました。
 
南アフリカの増産計画は順調
オムニコ JM社の需給報告によると、2006年における南アフリカ(以下、南アと表記)の白金供給は前年比6.2%増の168.9トンになる見通しです。これは過去最高の供給量であり、総供給の8割近くを占める南アの増産計画が順調に進んでいることを示しています。
アングロ・プラチナム社など鉱山大手は、今後も南アでの生産体勢を強化していく方針であり、さらに隣国のジンバブエなどでも新規鉱脈の開拓を盛んに行っています。白金の需給バランスはわずかに供給不足ですが、これからも供給が増えていけば、将来的に相場の重石となるかもしれません。
 
需要構造に重大な変化
オムニコ 需要面をみると、宝飾用需要が減少する一方で自動車触媒用需要が急増していることが分かります。価格が上昇すると需要が減退する宝飾用に比べ、自動車触媒用需要は相場が高値圏にあってもあまり衰えません。北米やヨーロッパを中心として、ディーゼル車を中心に排ガス規制が年々強化されており、メーカーはそれに対応するために白金触媒を買わざるを得ないからです。需要全体の伸びもさることながら、こうした需要構造の変化が、白金価格を一段と押し上げていくでしょう。
 
NY市場の買い余地は十分
オムニコ 短期的な貴金属相場の行方を決めるのは、投機マネーの動きです。9月上旬から10月下旬にかけて、貴金属市場からは資金が流出しました。CFTC(米商品先物取引委員会)によると、この間、NY白金市場における投機筋の買い越し残高は5000枚台から1500枚程度まで減少しました。11月に入ってからはマネーが還流していますが、夏頃と比べるとまだまだ低水準と言えるでしょう。もっとも、これは白金市場に多くの買い余地が残っていることの表れでもあるので、投機筋による資金投下が始まれば、そのまま一気に値を飛ばす可能性があります。
 
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過去の動きから学ぶ白金相場 Technical analysis of recent market trends
2004年以降の白金相場の特徴
2004年:中国の金融引締め政策を受け急落した後、保ち合い相場となる
2005年:投機資金の流入を背景に、上昇を開始
2006年:年前半は急伸するも、その後は投機資金の出入りに連れて乱高下を繰り返す
 
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●PGM(Platinum Group Metals 白金族)
「PGM(白金族)」とは、その性質が似ている、プラチナ(白金)、オスミウム、イリジウム、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、の計6元素の総称である。これらの元素は密度や融点が非常に高く(プラチナの融点は1768℃以上)、酸やアルカリに冒されにくいことが特徴である。このような性質から、PGMは耐久性が問われる工業品や、高級宝飾品などに幅広く活用されている。
 
調整一巡後に再上昇か
 東京白金は10月に4000円を値固めすると、11月上旬には大陽線を引きつつ上昇しました。もっとも、@4100円台に窓を空けていることA11月第3週の足が非常に長い上ヒゲを伴っていることを考えると、ひとまず調整局面に入りそうです。
ただし、長期上昇トレンドに変わりはありません。仮にここから@の窓を埋めに掛かったとしても、強固な下値支持線となる4000円を大きく割り込まない限り、調整一巡後は反発すると考えられます。2006年1月以降のチャートをみても、当面は押し目買いの方針を貫くのが得策でしょう。
 
三角保ち合い形成の可能性も
 NY白金は5月に高値(1347.0ドル)をつけて以来、徐々に上値を切り下げています。陽線を連続で引くなど、こうした傾向を打破するような線型が出現しない限り、上値の重い展開が続くとみられます。ただ、その一方で1050〜1100ドルの価格帯には磐石の下値支持線がある模様で、底堅さが感じられることも事実です。
こうした状況が続けば、相場は壮大な三角保ち合いを描く可能性があります。その場合、保ち合いから放れた方向に強烈なトレンドが発生します。価格が一点に収束し始めたら、注意が必要です。
 
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